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Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか

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久々にご登場の藤山E.T.英一郎さん。藤山さんが呼んでくださった西藤ヒロノブさん、高橋陸さんはジャズプラッツ初登場です。
会場に熱気があふれるライブになりそう。
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リハーサル
外は快晴、明るい光の中、フルートの音が軽やかに響き、力強いピアノの音が空気を震わせていました。



片倉真由子さん
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太田朱美さん
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本番
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「片倉さんは相変わらずbopもバラードもジャズしてて美しい」
「軽快な曲が昼下がりにとても心地よく素敵でした。ピアノとフルート、とても楽しめました。ありがとうございます」
「奇をてらわない感じがとてもよかった」
「昼の明るさによく合ったアンサンブルで楽しめました。意外な組み合わせがよかったです。ありがとうございます」
                                                                アンケートより

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「ジャズでフルートの演奏を生で聞くのは初めてでした。新鮮な驚きというか、感激を受けました。ピアノの演奏もとても迫力があって素敵でした」
「初めて聞きましたが、フルートの音色がとっても良かったです」
「太田さんのフルートも美しい。時々Dolphyを感じるフルートがまたいい」
「耳に馴染みのある曲が多くて楽しめた。休憩後の一曲目の雰囲気がすごく素敵だった」
                        (I got it bad and that ain't good)

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片倉さんのトークも楽しかったですね。

沢山参加してくださった皆様、ありがとうございました。
お昼のコンサートを増やしてほしいという希望もありました。
さて、次回は3月29日(日) ”E.T.Trio”です。久々の藤山E.T.英一郎さんが、サーファーのギタリストを連れてきてくださいます。
お楽しみに!
またお会いできますように!


2月になりました。真夜中の地震、新型コロナウィルスの猛威、政治家の劣化、世の中には不満、不安が蔓延しています。でも、空は快晴、明日は片倉真由子さんと太田朱美さんのduoです。しばし不安も不満も忘れて、素晴らしいジャスに浸りませんか。

その前に記事の訂正をさせてください。
片倉さんの紹介で、リーダーライブは3枚と書きましたが、私は最新のアルバムを見落としていました。常連さんからの指摘がありました
「4枚目があるよ、Body & Soulでのライブ録音が出ているから、一応知らせておくね」と。

片倉さんの4枚目のリーダーアルバムは「Ruby, My Dear」、片倉真由子(p)、佐藤 "ハチ" 恭彦(b)、ジーン・ジャクソン(ds)のトリオでの演奏で「BS-ジャズサポートレーベル」から昨年夏に出ています。片倉さんにお願いしたので、明日持ってきてくださいます。

ジャズプラッツにはたくさんの常連さんがいます。私が勝手に「常連さん」と呼んでいるのですが、よほどの事情がない限り毎回参加してくださいます。今回のように記事に間違いがあると、メールで指摘してくださいます。「行けないけれど、次回の案内は頂戴ね」とわざわざ知らせてくださる方もいます。「いけないメールも大歓迎です」と訳の分からないようなお礼メールを出すほど、うれしく思います。細々と10年以上も続けてくることができたのは、このような常連さんたちが後ろで支えてくださるからです。あらためて感謝いたします。

世の中がどんなにザワザワしていても、音楽でのつながりには温かさ、楽しさがありますね。明日は存分に楽しんでいただけますように。
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太田朱美さんは中学の吹奏楽部で初めてフルートを吹き始めました。広島大学理学部に入学しジャズ研究会に入ると、広島市内のライブハウスで演奏し始めたそうです。ツアーで中央から訪れるジャズミュージシャン達に実力を認められ、大学卒業後に東京に活動の場を移しました。

私が初めて太田さんの演奏を聞いたのは、2004年か2005年だったでしょうか。そのころ、故松本英彦氏の夫人松本佳子さんが、都市開発機構の依頼で月に一度多摩センターでジャズコンサートを開催していました。そこに太田さんが初めてゲスト出演したときです。「この人ね、広島から東京に出てきたばかりなのよ、よろしくね」と松本夫人が紹介しました。

その演奏を聴いてびっくり。友人にクラシックのフルート奏者がいて、たまに自宅コンサートで優雅な演奏を聞いていたので、あまりの違いに驚いたのです。興に乗ると両膝をちょっと曲げる小柄な姿はかわいいのですが、音が飛び跳ね、舞い上がり迫って来る演奏に豪胆さを感じて見入っていたので、その時のピアニストがだれだったか覚えていません。

太田さんは上京後、ベテランミュージシャン達に呼ばれて、順調に活動の場を広げる一方で、同世代のバンド(織原良次(fretless b)、橋本学(ds)、石田衛(p))を組み、2008年にはそのバンドでデビューアルバム「Risk Factor」をリリースしています。このアルバムで太田さんは演奏だけでなく、作曲能力も高く評価されました。グルーブとスピード感にあふれるこのアルバムの次は、メンバーに土井徳浩(cl)を加えて、2012年に「私を動物園につれてって」を出しています。

こちらのアルバムは、彫刻家のはしもとみおさんの作品の動物たちがジャケットを飾り、ファーストアルバムとは趣が異なります。実際に、はしもとみおさんが実演するライブと彫刻のコラボレーションも行われ、音楽と美術の融合は大変好評だったそうです。このアルバムには「皆既日食」「すぱしいば」「あざらしぽにょぽにゅ」など変わった曲名が並びます。“すぱしいば”とは、もしかしてロシア語の「ありがとう(スパシィーバ)」の意味でしょうか?旧ソ連によく出張していた家人が教えてくれた言葉ですが・・・。太田さんにアルバムを持ってきて頂いて、お聞きしましょう。

さらに、太田さんが活躍する別のグループ「レ・コマティ(les KOMATIS)」も特筆に値します。個性豊かな実力派の同じ年3人、太田朱美、片倉真由子、Nobieが2012年に結成したグループです。ノビーさんは東京大学薬学部在学中からブラジル音楽に傾倒し、ブラジル人をも納得させる声質とセンスで歌うボーカリストです。王道の音楽大学出身の片倉さん、薬学科のノビーさん、生物科学科の太田さん、バックグラウンドも個性的ですね。このグループで2014年にファーストアルバムを出しています。3人のオリジナル曲とスタンダード曲(マッコイ・タイナー、ジミ・ヘンドリックス)を含む多彩なものです。

les KOMATISは「小町」をフランス語風に表したもので、ジャケットには小町娘の絵が描かれています。もっとも、小野小町ではなく、江戸期の小町娘です。私は以前から太田さんを浮世絵美人と思っていました。同意してくださる方もいるのではないでしょうか。ただし、そのイメージで太田さんの音楽を聴くと、私のように目を見開いて凝視することになるので、お勧めできませんが。

レ・コマティの活動が最近見られないのは、太田さんが子育てに忙しいからでしょう。Twitterでは「3歳10か月」の坊やとの奮闘中のつぶやきがたくさんあって楽しく読んでいますが、太田さんのお子さんに向ける視点がとてもユニークなので感服しています。3歳のやんちゃぶりに振り回されつつ、その3歳児を独自の個性を持つ人間として見ています。私もたっぷり子育てをしたのでわかるのですが、初めての子育てではそんな余裕はないのが普通です。太田さんの感性と度量の賜物でしょう。

ノビーさんも出産後昨年9月にライブ復帰されたようです。いずれレ・コマティが再び活動開始する時には、休止していた期間の時空が重なり合い、膨らんで3人の個性がさらに色濃くなり、生命力に満ちたグループになっているでしょう。その時にはお呼びしたいですね。

ライブまで一週間になりました。予報ではお天気もまずまずのよう。日曜日の午後に素敵なデュオと美味しい食事を楽しみませんか。
ご予約はルヴェソンヴェール南大沢(042-677-3301)、またはこのサイトのメールフォームでお願いいたします。お待ちしています。




片倉真由子さんは2009年秋に初リーダーアルバム「インスピレーション」を出しています。バークリー及びジュリアードという2大名門音楽大学で学び、権威あるコンペティションにも優勝した実績をもって2008年に帰国し、期待と注目を集めていた中で発売したデビュー作でした。そして、第43回スイングジャーナル社主宰の「ジャズ ディスク大賞」でニュースター賞を受賞しました。

このアルバムを発売した直後に音楽誌「The Walkers」でインタビューを受けています。その中で「ジャズ・ピアニストとして常に心掛けていることは?」と聞かれて、
「まず人に呼ばれるミュージシャンであること。そして、ちゃんと相手の要求にも応えられるピアニストであることですかね」と答えています。

大きな期待と注目を集めている中でのインタビューなので、もう少し力強く抱負を語ってもおかしくない場面ですが、とても自然体で、飾り気も気負いもない語り口に、強い印象を受けました。それから10年が経た現在、その言葉通りに、ベテランから若手に至る多彩なミュージシャンに呼ばれて超多忙なピアニストになっています。

土岐英史、井上智、山口真文、北川潔など、錚々たるジャズマンに呼ばれてサイドマンとして録音に参加する方が多くて、リーダーアルバムはまだ3枚です。呼ばれて、その相手の要求に真摯に応えてきた姿がそのまま出ている結果ですね。

インタビュー記事を読んでいると、ジャズに対する愛情やリスペクトはだれよりも強く深い人だと推察するのですが、その愛情はアグレッシブに外へ向かって出るのではなく、内面に向かって深化していくようです。そうして行き着いた心境は、「今日の自分に正直な演奏ができますように、と思いながら演奏する」ということのようです。

「『正直に演奏する』っていちばんむずかしいことだと思う。だって、もしなにも出てこなかったら、弾かないっていうことですからね。でも、自分に嘘をついて演奏したら、たとえ誰かに褒められても、わたしはちっとも幸せに思えない。」
これは“片倉真由子、市原ゆかり鼎談「ジャズの魂」”の中で語っている言葉です。

やさしい言葉でさらりと語っていますが、その意味を考えると、日々雑念だらけの私はう~んと唸りたくなるような重みを感じてしまいます。即興演奏とはいえ、身についたフレーズは数限りなくあるはずだから、「もしなにもでてこなかったら」という状況はありえず、とりあえず弾き続けることはできるでしょうが、そんな手練れの演奏を自分に許さないという意味です。そんな演奏をすることを「自分に嘘をついて演奏」することだと、片倉さんは言っているのでしょう。無心になって、心に入ってくる共演者の音に、素の自分が反応して手が動くほどに集中することを自分に要求しているのでしょう。どっちにしろ他人にはわからないけれど、自分にはわかるから、「たとえ誰かに褒められても、ちっとも幸せに思えない」と、語っているわけです。厳しいなぁ。

演奏中に片倉さんがよく見せる、顎を少し上げて目を閉じて弾く姿は、このような集中状態なのでしょうか。片倉さんはジャズを演奏するピアニストというより、ジャズに生きている人のように思えます。トリオやカルテットで演奏している楽しそうな片倉さんも、もちろん好きですが、どちらかというと、ソロやデュオで、じっくり、たっぷり聞きたいピアニストなので、今回もデュオでお呼びしました。太田朱美さんとの音の会話は、私だけでなく、聞きに来る人すべてが楽しいと感じてくださると思っています。

どうぞご予約ください。ルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話で、またはこのサイトのメールフォームでも受け付けています。相席を避けたい方はメールフォームにて、その旨をお知らせくださるとうれしいです。

今年から、消費税を半分だけ値上げさせていただき、会費を4200円にしましたので、小銭を用意していただけると助かります。どうぞよろしくお願いいたします。