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Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか

残念無念なお知らせです。
竹内直・須川崇志のデュオは中止にせざるを得なくなりました。

警戒すべきはコロナウィルスとばかりに対策を立て、準備も整えたので、予約は順調でしたが、不意に襲ってきた警戒すべき相手はもっと身近にいました。(日頃お世話になっている身としては、大きな声では言えません)

東京都立大学は6月29日から段階的に対面授業を開始すると発表していました。大学内にあるため、4月3日から閉店していたルヴェソンヴェール南大沢は、大学の方針に合わせて7月1日から再開する予定でした。それに合わせて、ジャズプラッツはライブ開催の準備を始めました。

ところが、残念なことに、都立大学は学生以外の入校制限は当分継続すると、レストランに通知してきたとのことです。レストランは閉店を続ける以外、なすすべがありません。一般人が大学構内に入れるのは、いつのことやら。

というわけで、「幻のデュオ」の復活はまた見送られました。竹内さん、須川さんにも、大変申し訳なく思います。

コロナ感染の第二波を押さえることができ、大学も夏休み終了後は一般人にも入校許可を出し、レストランも再開して、秋こそライブを開催できるようと、切に祈っております。皆様には、それまでお元気に過ごされ、秋にまた、素晴らしい音楽をご一緒に楽しむことができるよう、心から願っております。
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7月12日のライブは、竹内直・須川崇志のデュオになりました。
九州を活動拠点にしている藤山英一郎さんと、東京まで来て頂くのは時期尚早ではないかと話し合って、秋まで再延期し、急遽デュオに変更しました。

3月9日に藤山英一郎トリオの延期をお知らせしてから3か月がたちました。その間、世界各国で感染が広がり、社会の様相が変わってきました。コロナウィルスは、それまで見えなかった社会の欠陥を露呈すると同時に、人間の知性を試しているように見えます。

日本におけるこの3か月はコロナの季節、そして不毛な政治の季節、とでも言えばいいのか、不安と政治不信が渦巻いているように感じました。人の心に住みついた不安はなかなか解消されないものです。でも、感染を恐れて家に籠ってばかりでは、人の心も社会も回復できません。
ジャズプラッツは用意周到に準備して、ライブを開催したいと思います。

まず、演奏者と観客の間を2メートルあけ、テーブルの間隔も1メートル離します。レストランでは、もちろん消毒液を用意します。通常6人席の丸テーブルは3人で座っていただきます。

換気のためガラス戸は開けて、ブラインドを半分まで下ろし、下に蚊取り線香を置いて蚊の対策をしますが、何しろ後ろは林なので、どれだけ効果があるか??女性の方はスカートなら長め、またはパンツでいらっしゃる方が無難だと思います。受付には虫よけスプレーも一応用意いたします。
ということで、久々に楽しく音楽を聴きましょう。

竹内直・須川崇志デュオは3月に東北の南陽市、天童市、仙台市をツアーする予定を中止に追いやられた“幻”のデュオです。お二人はカルテットでは共演していますが、デュオは初めてということで、竹内さんのテナーサックス、バスクラ、フルート、須川さんのベース、チェロが総動員するはずでした。
このデュオのスケジュールを見たとき、私も聞きたいなと思いました。東北のライブハウスには申し訳ありませんが、こちらで先にやらせていただきます。

いつものようにご夫婦で、または友人と連れ立ってお越しくださり、いつもより少し静かにフレンチのコースを味わっていただき、マスクをして音楽に耳を傾けていただけるとうれしいです。
予約の受付を開始いたします。
ただし、ルヴェソンヴェール南大沢は6月30日まで閉店していますので、このサイトのメールフォームからお申込みください。
お待ちしております。
リハーサル
外は快晴、明るい光の中、フルートの音が軽やかに響き、力強いピアノの音が空気を震わせていました。



片倉真由子さん
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太田朱美さん
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本番
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「片倉さんは相変わらずbopもバラードもジャズしてて美しい」
「軽快な曲が昼下がりにとても心地よく素敵でした。ピアノとフルート、とても楽しめました。ありがとうございます」
「奇をてらわない感じがとてもよかった」
「昼の明るさによく合ったアンサンブルで楽しめました。意外な組み合わせがよかったです。ありがとうございます」
                                                                アンケートより

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「ジャズでフルートの演奏を生で聞くのは初めてでした。新鮮な驚きというか、感激を受けました。ピアノの演奏もとても迫力があって素敵でした」
「初めて聞きましたが、フルートの音色がとっても良かったです」
「太田さんのフルートも美しい。時々Dolphyを感じるフルートがまたいい」
「耳に馴染みのある曲が多くて楽しめた。休憩後の一曲目の雰囲気がすごく素敵だった」
                        (I got it bad and that ain't good)

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片倉さんのトークも楽しかったですね。

沢山参加してくださった皆様、ありがとうございました。
お昼のコンサートを増やしてほしいという希望もありました。
さて、次回は3月29日(日) ”E.T.Trio”です。久々の藤山E.T.英一郎さんが、サーファーのギタリストを連れてきてくださいます。
お楽しみに!
またお会いできますように!


2月になりました。真夜中の地震、新型コロナウィルスの猛威、政治家の劣化、世の中には不満、不安が蔓延しています。でも、空は快晴、明日は片倉真由子さんと太田朱美さんのduoです。しばし不安も不満も忘れて、素晴らしいジャスに浸りませんか。

その前に記事の訂正をさせてください。
片倉さんの紹介で、リーダーライブは3枚と書きましたが、私は最新のアルバムを見落としていました。常連さんからの指摘がありました
「4枚目があるよ、Body & Soulでのライブ録音が出ているから、一応知らせておくね」と。

片倉さんの4枚目のリーダーアルバムは「Ruby, My Dear」、片倉真由子(p)、佐藤 "ハチ" 恭彦(b)、ジーン・ジャクソン(ds)のトリオでの演奏で「BS-ジャズサポートレーベル」から昨年夏に出ています。片倉さんにお願いしたので、明日持ってきてくださいます。

ジャズプラッツにはたくさんの常連さんがいます。私が勝手に「常連さん」と呼んでいるのですが、よほどの事情がない限り毎回参加してくださいます。今回のように記事に間違いがあると、メールで指摘してくださいます。「行けないけれど、次回の案内は頂戴ね」とわざわざ知らせてくださる方もいます。「いけないメールも大歓迎です」と訳の分からないようなお礼メールを出すほど、うれしく思います。細々と10年以上も続けてくることができたのは、このような常連さんたちが後ろで支えてくださるからです。あらためて感謝いたします。

世の中がどんなにザワザワしていても、音楽でのつながりには温かさ、楽しさがありますね。明日は存分に楽しんでいただけますように。
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太田朱美さんは中学の吹奏楽部で初めてフルートを吹き始めました。広島大学理学部に入学しジャズ研究会に入ると、広島市内のライブハウスで演奏し始めたそうです。ツアーで中央から訪れるジャズミュージシャン達に実力を認められ、大学卒業後に東京に活動の場を移しました。

私が初めて太田さんの演奏を聞いたのは、2004年か2005年だったでしょうか。そのころ、故松本英彦氏の夫人松本佳子さんが、都市開発機構の依頼で月に一度多摩センターでジャズコンサートを開催していました。そこに太田さんが初めてゲスト出演したときです。「この人ね、広島から東京に出てきたばかりなのよ、よろしくね」と松本夫人が紹介しました。

その演奏を聴いてびっくり。友人にクラシックのフルート奏者がいて、たまに自宅コンサートで優雅な演奏を聞いていたので、あまりの違いに驚いたのです。興に乗ると両膝をちょっと曲げる小柄な姿はかわいいのですが、音が飛び跳ね、舞い上がり迫って来る演奏に豪胆さを感じて見入っていたので、その時のピアニストがだれだったか覚えていません。

太田さんは上京後、ベテランミュージシャン達に呼ばれて、順調に活動の場を広げる一方で、同世代のバンド(織原良次(fretless b)、橋本学(ds)、石田衛(p))を組み、2008年にはそのバンドでデビューアルバム「Risk Factor」をリリースしています。このアルバムで太田さんは演奏だけでなく、作曲能力も高く評価されました。グルーブとスピード感にあふれるこのアルバムの次は、メンバーに土井徳浩(cl)を加えて、2012年に「私を動物園につれてって」を出しています。

こちらのアルバムは、彫刻家のはしもとみおさんの作品の動物たちがジャケットを飾り、ファーストアルバムとは趣が異なります。実際に、はしもとみおさんが実演するライブと彫刻のコラボレーションも行われ、音楽と美術の融合は大変好評だったそうです。このアルバムには「皆既日食」「すぱしいば」「あざらしぽにょぽにゅ」など変わった曲名が並びます。“すぱしいば”とは、もしかしてロシア語の「ありがとう(スパシィーバ)」の意味でしょうか?旧ソ連によく出張していた家人が教えてくれた言葉ですが・・・。太田さんにアルバムを持ってきて頂いて、お聞きしましょう。

さらに、太田さんが活躍する別のグループ「レ・コマティ(les KOMATIS)」も特筆に値します。個性豊かな実力派の同じ年3人、太田朱美、片倉真由子、Nobieが2012年に結成したグループです。ノビーさんは東京大学薬学部在学中からブラジル音楽に傾倒し、ブラジル人をも納得させる声質とセンスで歌うボーカリストです。王道の音楽大学出身の片倉さん、薬学科のノビーさん、生物科学科の太田さん、バックグラウンドも個性的ですね。このグループで2014年にファーストアルバムを出しています。3人のオリジナル曲とスタンダード曲(マッコイ・タイナー、ジミ・ヘンドリックス)を含む多彩なものです。

les KOMATISは「小町」をフランス語風に表したもので、ジャケットには小町娘の絵が描かれています。もっとも、小野小町ではなく、江戸期の小町娘です。私は以前から太田さんを浮世絵美人と思っていました。同意してくださる方もいるのではないでしょうか。ただし、そのイメージで太田さんの音楽を聴くと、私のように目を見開いて凝視することになるので、お勧めできませんが。

レ・コマティの活動が最近見られないのは、太田さんが子育てに忙しいからでしょう。Twitterでは「3歳10か月」の坊やとの奮闘中のつぶやきがたくさんあって楽しく読んでいますが、太田さんのお子さんに向ける視点がとてもユニークなので感服しています。3歳のやんちゃぶりに振り回されつつ、その3歳児を独自の個性を持つ人間として見ています。私もたっぷり子育てをしたのでわかるのですが、初めての子育てではそんな余裕はないのが普通です。太田さんの感性と度量の賜物でしょう。

ノビーさんも出産後昨年9月にライブ復帰されたようです。いずれレ・コマティが再び活動開始する時には、休止していた期間の時空が重なり合い、膨らんで3人の個性がさらに色濃くなり、生命力に満ちたグループになっているでしょう。その時にはお呼びしたいですね。

ライブまで一週間になりました。予報ではお天気もまずまずのよう。日曜日の午後に素敵なデュオと美味しい食事を楽しみませんか。
ご予約はルヴェソンヴェール南大沢(042-677-3301)、またはこのサイトのメールフォームでお願いいたします。お待ちしています。