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Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか

三味線のライブは新年にふさわしい企画だと好評をいただきました。

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{三味線の意外なマッチが楽しかったです。音色の違うジャズも非常に面白いです」  アンケートより

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澤田邦楽さん

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澤田邦風さん

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澤田邦弦さん

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「"A列車で行こう”に津軽三味線とジャズの可能性を見ました。面白い企画でしたね。でもやはり、津軽じょんがら節はすごかった」
「三味線のライブは初めてです。高音がとてもきれいに響いて素敵でした。津軽じょんがら節に圧倒されました」 アンケートより

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「3人それぞれ音色が違い、曲によっても音が硬くなったり、柔らかくなったり表現が豊かだ。一部の津軽三味線も良かったし、二部のジャズもとても楽しかった」  アンケートより

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「ジャズに取り組んでアレンジの話など,とてもおもしろかった」
「津軽三味線の曲をジャズにアレンジするのはどうでしょう」  アンケートより

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アンコールでは邦弦さんの唄も出ました。「南部俵積み唄」

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「じょんがら節が最高によかったです。アンコールの唄もすばらしい!」
「お正月にふさわしい感じでした」
「ジャズという試みを苦労してまとめていく途中という感じがしてとても楽しく聞きました」  アンケートより

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邦風さんの説明に笑いのさざ波が生じ、演奏には客席から掛け声がかかったり、終始和やかな雰囲気でした。

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あっという間に過ぎた午後のひとときでした。

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お疲れさまでした。ありがとうございました。

次回は4月7日(日)、ハクエイ・キムさんと西口明宏さんのデュオです。
またどうぞご一緒にお楽しみくださいませ。
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新年おめでとうございます。
本年が皆様にとり良いお年となりますようにお祈りいたします。
ジャズプラッツは今年も楽しい企画を考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

新年第一弾の津軽三味線ライブの出演者をご紹介します。といっても、前回のブログで書いたように、思いがけないご縁ができただけで、懇意な方々ではないので、簡単な履歴しか紹介できませんし、私の独善的な印象も混じっているかもしれませんが、どうぞお許しを。

澤田邦風さん、澤田邦楽さん、澤田邦弦さんは三人とも澤田勝邦氏に師事して澤田流津軽三味線の名取となった兄弟弟子です。ともに澤田流の伝統的な津軽三味線の普及に取り組んでいます。それぞれに、または一緒に、演奏会、コンサート、ライブを行い、ボランティアにも熱心に取り組み、高齢者施設、病院、学校などでの演奏も続けています。ここまでは同じですが、詳細に調べると、それぞれの個性が光ります。

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まず澤田邦風さん。
邦風さんは二足の草鞋を履いて、めいっぱい活動しています。1足は広告代理店のアートディレクター。デザインの仕事は自分の天職だと考えているそうです。三味線は仕事の傍ら30代で習い始め、40歳にして澤田流の名取となり、2足目の草鞋を履きました。が、これもライフワークとしていて、趣味などの軽い気持ちではありません。きっと、足だけでなく体も二つ欲しいと思っているのではないでしょうか。

広告業界で働くだけあって、広報はお得意、邦楽さんとのデュオ「楽風(gaku fu)」での演奏も、トークを一手に引き受けている印象でした。ホームページもブログも素敵なデザインで、邦風さんの活動の詳細が楽しく読めます。

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澤田邦楽さんのプロフィールは「楽風」のオフィシャルサイトに掲載されているだけ。ご自身のブログもホームページも見当たりません。楽風のプロフィールによると、大久保の津軽三味線教室で講師を務めながら、コロッケ30周年記念コンサートに出演するなど、全国の様々なイベントに出演しています。伝統的な津軽三味線の普及に励む一方で、現代曲やブルースの要素を取り入れるなど、三味線の新たな可能性も追求しています。

「楽風」では邦風さんと息の合った、迫力あふれる演奏を繰り広げていますが、終始無言で、無骨で無口な方かな、という印象を受けました。が、ジャズプラッツでお会いした時の人懐こい笑顔から得た印象は、舞台の上とは違いました。きっと、舞台での進行は「あ・うん」の呼吸で役割分担が決まっているのでしょう。ライブの休憩時間に邦楽さんに話しかけてみてください。きっと楽しい話が聞けると思います。

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澤田邦弦さんにいたっては、ご自身のホームページがあるものの、プロフィールは「津軽三味線、名取、澤田邦弦」と書いてあるだけ。あとは今後のスケジュールと、定期的に演奏している高円寺の居酒屋「ほんずなし」での演奏写真があるだけ。スケジュールを見ると、国際フェスティバルや非公開のボランティア演奏などを行っているようです。邦弦さんの印象は寡黙というのではなく、「語る必要なし、演奏して見せるだけ」と思っているということでしょうか。

高円寺の「ほんずなし」での演奏では熱心なファンがいるようで、邦弦さんの魅力を語る[下町亭呑み助のブログ]を見つけました。
「優しさである。柔らかさである。人柄であるのだろう。人を包みこむような音色は、それ以上語る必要のない世界がそこにある のだ。それが、津軽三味線弾き、澤田邦弦の魅力なのだろう」
さらりと書いているようで、奥の深い言葉ですね。このブログも読むと、クスリと笑えたりして楽しいです。

邦風さんのブログによると、今回のジャズの演奏のため、邦弦さんがスタンダード曲を三味線の三線譜に書き上げてくれたそうです。3人で工夫し練習して、形が出来上がったころ、ある施設でジャズのスタンダードを3曲演奏すると、思いのほか好評で、ノリノリで聞いてくれた人もいたそうです。

邦楽さん、邦弦さんの語らない良さは、邦風さんがさりげなく宣伝しながら、三人三様の良さを増幅して演奏に生かすという素晴らしい兄弟弟子たちです。ジャズ演奏の仕上がりが楽しみです。これを機会に、お年寄りの施設でもジャズナンバーを演奏して、ジャズの楽しさを伝えて下されば、大変うれしく思います

三味線の名取達が取り組むジャズライブは、いよいよ今週末に迫りました。
伝統的な津軽三味線、加えて三味線の可能性を広げるジャズ演奏、欲張りな企画をどうぞお楽しみください。
ご予約はルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話をお願いします。このサイトのメールフォームからもお受けします。
お待ちしております。















今回のライブのきっかけは二年前の三味線コンサートでした。2017年2月に南大沢文化会館のモーニングコンサートに、澤田邦風さんと澤田邦楽さんがユニット名「楽風Gakufu」で出演されたのを聴きに行ったときです。津軽地方の有名な民謡に織り交ぜて二人のオリジナル曲の演奏もあり、聞いているうちに、これって、ジャズのインプロヴィゼーションとインタープレイに通じる!と新鮮な驚きを感じていました。

終了後にホールに出ると、邦風さんと邦楽さんが階段の横に立ってお客様一人一人に挨拶していました。私は頭の中を整理しつつ歩いていて、二人にお礼だけ言ったのですが、そばにいた文化会館の方が「この方は南大沢でジャズのコンサートをしていらっしゃるんですよ」と言われて、二人が「えっ、僕たち今朝ここに来る車の中でジャズがやってみたいなぁと話していたんですよ」と声を上げました。その時、私の頭の中でもやもやしていたジャズと津軽三味線が瞬時にシンクロしてしまったのです。
「えっ?じゃあ、いつかジャズをやってみたいですか?」
「はい!」

それから二年、やっと実現した次第です。その間、二人でジャズを聴いていますというメールをいただいたり、時間のあるときはライブを聴きに来ていただいたり、私も津軽三味線について調べていました。ぼつぼつやりましょうかという時期になって、邦風さんから、ジャズには三人のほうがいいのですが、というお話があり、邦弦さんに加わっていただくことになりました。この二年間、色々と考え、構想を練っていらしたのでしょうか。

私にとって三味線といえば、長唄や小唄、民謡などの伴奏楽器で、唄の合間に三味線のソロ演奏が入るというイメージでした。母は若いころお琴の師匠で、弟子を連れて舞台にも出ていたようですが、被爆して家も全壊してからはやめてしまったようで、母からそんな話を直接聞いた記憶はありません。私が多少とも邦楽に親しみがあったのは、幼少の頃ラジオから流れる音楽として聴いていたからです。母がその時間にラジオをつけていたのでしょう。

後付けの知識で言うと、津軽三味線は三味線の音楽ジャンルの一つで、私が幼いころ聞いていた伝統的な邦楽とは異なるものです。
津軽三味線の源流は、むかし津軽地方でボサマ(坊様)という蔑称で呼ばれた盲目の門付け芸人たちが弾いていた三味線だそうです。明治の始めにそのようなボサマのなかに仁太坊と呼ばれる優れた奏者が出て修行を積み、21歳でバチを激しく打ち付ける「叩き奏法」を生み出したと伝えられています。仁太坊は「人真似はするな、自分の三味線を弾け」と弟子たちに厳しく教えたそうで、津軽三味線の二大特徴であるアドリブ演奏と叩き奏法を確立した津軽三味線の始祖と呼ばれています。

もともと津軽三味線は盲人が演奏するものなので譜面はなく、即興が中心でした。津軽の五大民謡と言われる津軽じょんがら節、津軽よされ節、津軽あいや節、津軽おはら節、津軽三下りは、唄としては同じメロディーで唄われますが、津軽三味線的には譜面もなく決まりもなく、この唄の持つ音階とリズムを基に自由にアドリブを演奏するそうです。じょんがら節を例にとると、レファソラシドレという音階を中心にフレーズを組み立てることと、4分の2拍子にするということだけを守れば、基本的にどんな演奏でもじょんがら節になるそうです

津軽三味線とジャズのアドリブは類似しているとよく言われますが、ジャズのアドリブはコードに縛られるので、津軽三味線の即興のほうが自由かもしれません。さらに言えば、仁太坊がなくなったのは昭和3年、すなわち1928年、フリージャスの登場は1950年代後半、キース・ジャレットが完全即興のピアノソロ・コンサートを始めたのは1972年以降と考えると、津軽三味線のほうが即興演奏の最先端にあったといえますね。

私が少しでもこのような予備知識をもってコンサートに行っていたならば、「なるほど、そうね」と思って新鮮な驚きを感じることなく、お二人の前を素通りしたかもしれず、今回の企画はなかったかもしれません。怠け者の功名ということでしょうか?

津軽三味線の普及に努めながら、各地で演奏する澤田邦風さん、邦楽さんが、芸域を広める修行のなかでジャズをやってみたいと思い始めたのは自然の成り行きでしょうね。

澤田流の名取達の紹介は次回にまわして、鬼に笑われようと、叱られようと、来年1月13日の予約を開始し致します。お越しくださる方は、年の暮れの忙しさに突入するまえに、どうぞこのサイトのメールフォームからご予約をお願いいたします。ルヴェソンヴェールはクリスマスディナーや忘年会の予約で混む時期でしょうから、このサイトをご利用くださいませ。


鬼が笑うでしょうが、来年のライブのお知らせをします。
お正月気分が抜けたころの三味線ライブです。
澤田流津軽三味線の若手の名取三人、澤田邦風さん、邦楽さん、邦弦さんがジャズに挑みます。伝統的な曲目も、もちろん演奏していただきます。
日曜日の午後、津軽三味線の名演奏をお楽しみください。
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ルヴェソンヴェールには大変な一日だったでしょう。お昼は団体客があり、夜のライブは100席が1テーブルを残すのみで、ほぼ満席状態。テーブルの配置もいつもとは異なる仕様でした。でも、サービスはいつものようにスムーズで、お客様に楽しんでいただきました。

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水谷浩章さん

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黒田京子さん
坂田さんを待ちながら、笑顔で音出しをするお二人。


開演
フリージャズのトリオをお招きしたのは初めてで、お客様の反応を多少心配しましたが・・・
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「初めてのジャズライブ、最高でした」
「Jazzを聞いたのは初めてでしたので、とても感動的でした」
「楽しいライブでした。ガチガチに凝っていた肩がほぐれていきました」…と、予想外の反応。

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坂田明さん
「サックスの音が響いて心地よかった。即興曲が面白かった」
「坂田さんのパワーに圧倒されました。すばらしいの一言です」

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「音と音にそえた想いを楽しみました。正に音楽」
「黒田さんのピアノも素敵でした」

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「トリオの奏でる音が本当にすごかったです」
「ベースのソロの迫力がすごい」

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「面白い話に迫力あるサウンドと郷愁あふれる曲でとても良かった」
「坂田さんの歌の迫力はもう圧倒された。人間の声の力強さ、楽器に負けない。驚かされた」
「非常に楽しいトークと素晴らしい演奏で、時間を忘れて楽しみました」
「高校の先輩である谷川さんの詩は、高校時代何度も母校で聞いた。その歌を何十年たった今日、ここで聞けて大変思い出深い一夜となりました」

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「3人の音色が溶け合って心地よく、心が解放されて宇宙遊泳している気分で、とても幸福な気持ちになりました」

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「五感を解き放ち、時に美しいメロディーを奏で、時に不協和音が渦巻く、音の洪水に身をゆだねる楽しさを満喫しました。
そして、ジャズとは自由な音楽だとつくづく思いました。それぞれが別々で個性的、その違いを認め合い、リスペクトすることで成り立つのがジャズなんですね」


「楽しかったー」と口々に言いながら笑顔でお客様は帰っていきました。フリージャズでこんな反応があるとは…意外でした。坂田さんのMCの効果、ボーカルの迫力、トリオの起伏に満ちた素晴らしい演奏のおかげです。
「要するに、景色、なんだよ。音楽を聴きながら、その景色を思い描けばいいので、むずかしく考える必要はないんだ」とは、坂田さんのフリージャズについての説明でした。さしずめ、今回は抽象画ではなくて、奥の深い具象の景色が次々と流れていった感じでしょうか。

出演者の皆様、いつもにも増して多く集まってくださったお客様、そして、いつもにも増して忙しかったお店のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
お陰様で今年のプログラムをすべて無事に終えることができました。感謝いたします。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
来年は1月13日、三味線のジャズライブです。師走をお元気に過ごされ、来年もまたお元気なお顔でお越しくださいますよう、お待ちしています。