Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか



安カ川さんは幼少からピアノを習い、明治大学入学後にオーケストラに入部してコントラバスを始めたそうです。余談になりますが、ベーシストはピアニストやドラマーと違って、運命の楽器に出会う時期が遅い人が多いですね。今までジャズプラッツに来てくださったベーシストを例にとっても、吉野弘志さん、上村信さん、増原巖さん、荒巻茂生さん、須川崇志さんなど、みんな18歳になったころにベースに出会っています。安カ川さんは大学卒業後企業に就職されたそうですが、一年で退職し、音楽に専念するため関西から上京されたそうです。やはり、ベースとは運命の出会いだったのでしょう。

安カ川さんのソロアルバム「Let My Tears Sing」(2002年発売)を聞きながら書いていますが、力強く、太く深い音が体に響いてきます。曲によって優しいやわらかな響きになり多彩な音色が楽しめます。このアルバムは、2009年に鈴木央紹トリオ(安カ川大樹(b)、原大力(ds))で来ていただいたときに購入したのですが、私にはいろいろな思い出が詰まっています。

当時はまだ「ジャズ多摩」の名前でライブを企画し、会場のレストラン探しに奔走していた時期です。ジャズ多摩10回目のライブで、ついに立川まで範囲を広げて会場を探し、やっと開催したときでした。常連客は立川まで足を運んでくださって盛況に終えることはできたのですが、裏ではいろいろあって、もう潮時かなと本気で考えた時期でした。また余談に流れてしまいましたが、現在はレストラン「ルヴェソンヴェール南大沢」の全面的な協力が得られて大変幸せです。多少の問題が生じても、「大丈夫です。何とかしましょう」と言う店長兼シェフの笑顔を見ると不安が霧散します。店長はじめスタッフの皆さんにはいつも感謝しています。

安カ川さんはベースソロ、デュオ、トリオ、カルテットとそれぞれの形を大事にしてライブ活動をされているとても忙しい方です。それに加えて、9人編成の「ラージアンサンブル」を立ち上げ、若手の個性的な実力者をそろえたビッグコンボの迫力や楽しさを発信しています。今年のスケジュールはツアーが目白押しで、「お体をお大事に」と、つい呟きたくなります。
3月半ばにはベースソロで関西に4日間、
5月末から6月にニューヨーク東京コネクション(Dave Pietro(as)、Jonathan Katz(p)江藤良人(ds)、安ヵ川大樹(b))ツアーで10日間、
6月末から台湾ツアー(楊曉恩(sax)、田中菜緒子(p)、安ヵ川大樹(b)、坂本健志(ds))で9日間、
7月14日からNew York Standards Quartet Japan Tour (Tim Armacost (Ts)、David Berkman(p)、Gene Jackson(Ds)、安ヵ川大樹(b))で22日間、
8月13日からは台湾ツアーのメンバーで8日間の日本ツアー、今頃は富山から岐阜へ回られる予定です。

連日のライブ活動に加えて、安カ川さんの音楽活動にはもう一つ大きな柱があります。2008年に立ち上げた「ダイキムジカ」(D-MUSICA)です。音楽配信が主流になり、CDが売れない時代に、「妥協ない音楽を創り上げ、世に送り出すレーベル」とうたってレーベルを設立したことは、ジャズ市場の現状への挑戦であり、ミュージシャン仲間への応援であり、何よりも安カ川さんの音楽に対する強い思いの表れだろうと推察します。いかに優れた作品でも、それを販売ルートに乗せるのは困難な時代ですが、海外の流通業者との提携も行い、「レーベルを通じて海外との懸け橋になれればいい」と、インタビューで語っています。広い視野に立つ安カ川さんの活動を応援したいと思います。ダイキムジカの商品をご覧ください。D-musica 若手ミュージシャンのアルバムもたくさんリリースされています。

お盆休みも終わり、ポケモンGOもニュースの話題から去り、オリンピックは後半に入って、世の中はまた少し落ち着いてきたようです。このへんで予約の受付を開始したいと思います。なかなか集う機会のない4人のベーシストのカルテット、ぜひ一度お聞きください。ご予約はルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話でどうぞ。このサイトのメールフォームからも受け付けますので、よろしくお願いいたします。

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吉野さんがリーダーのユニットには“彼岸の此岸”(吉野弘志(b)、大田恵資(vl)、鬼怒無月(g)、吉見征樹(table))、“モンゴロイダーズ ネオ”(吉野弘志、小森慶子(sax)、田中信正(p)、和田啓(req))、MOPTIセッション(吉野弘志、渡辺隆雄(tp)、石田幹雄(p)、江藤良人(ds))などがありますが、どれもしばらくお休みのようです。

MOPTIセッションは今月末に3か月ぶりにSometimeでありますが、その他のユニットは半年くらい、いえもっと長く演奏されていないと思います。メンバーがみな忙しく活躍している方ばかりというのもありますが、リーダーの吉野さんがあちこち呼ばれすぎて、自分のバンドを集める暇がないというのが現実のような・・・。

「はみ出し者」を自称する吉野さんですが温厚な一徹者で、ジャズをはみ出した領域のミュージシャンとの共演でも、その音楽を全身で受け止め、呼応し、刺激し魅了して共演者の信頼を得ます。そうして、共演が回を重ねていくようです。吉野さんには音楽のジャンルの壁が存在しないようですが、どんな場合もブレないのは「アコースティックな音」という一点です。「一徹者」の名前を献上するゆえんです。

そんなわけで、ジャズベーシスト吉野弘志の演奏領域はどんどん広がって、アラブ音楽、現代音楽、モンゴルやトルコの民族音楽、能楽一噌流笛方の一噌幸弘との共演、作家との朗読と演奏などと、その演奏領域はとどまるところを知らず、リーダーライブがだんだん遠くなる・・・というわけです。

ところが、2年前から、また新たに吉野さんを中心としたユニットが始まりました。メンバーは「吉野一門会」と呼んでいて、吉野さんの元弟子たちが集まって演じるコントラバス・カルテットです。第一回は2014年5月2日で吉野弘志、佐藤エリカ、佐藤ハチ恭彦、水谷浩章の四人。第二回は2014年9月3日で吉野弘志、工藤精、鳥越啓介、安カ川大樹の4人。

私は二回目を聞いたのですが、4人が個性を競い合って、楽しくてしかなないという印象のプレイでした。工藤さんはその夜「最高の夜でした。吉野一門会に参加できた喜びは言葉では言い表せません。ベースやってて良かった。そして明日もベースを弾ける喜び」と、フェイスブックに書いて余韻を楽しんでいるようでした。

吉野さんはというと、ちょっと照れくさそうな感じがしないでもない口調で、ブログにこんな風に書いています。
「今までクラシック・現代音楽・ジャズ、それぞれの分野でコントラバス カルテットに参加した経験はあるが、自分が中心となってのコントラバス カルテットは生涯初めてのこと。クラシックかぶれでもないし、楽器オタクでもないので今まで避けて来た。(笑)でも今回のように、アドリブを重視しながらもアンサンブルするところはきちんとするのは面白い!一人ひとりの個性が全く違うので良い刺激をもらっている。」

工藤さんはフェイスブックで佐藤ハチ恭彦さんに向けて「ハチさん、二回目も盛り上がりましたよ。三回目も乞うご期待!」と書いていましたが、もう二年近くたつのに三回目がありません。そこで、ジャズプラッツが仕掛け人になって、三回目を開催することになりました。

9月22日には4人のベーシストが目いっぱい楽しんで、アドリブの競演を展開する場面もあるでしょう。ご参加くださる皆さんも負けずに目いっぱい楽しんでいただきたいと思っています。
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オリジナル、スタンダード、モンゴル民謡、ジャズベースの巨匠チャーリーヘイデンの曲など多彩な曲目が演奏される予定です。ジャズファンが聴いても、クラシックファンが聴いても楽しいライブです。
ベースがいかによく歌う楽器であるか、それを堪能するために是非お越しください。

広々とした明るい会場で、まずは3人の立ち位置と音の響きを確認しました。


西口明宏さん

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石若駿さん

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須川崇志さん

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軽い打ち合わせの後は・・・

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終始笑顔いっぱいで、和やかな練習風景です。

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梅雨のさなかの快晴、ロールカーテンを下してもこの明るさ。
お客様には素敵な午後でしたが、カメラマンにはちょっと酷な感じ。

本番も、外はまだ明るい中で始まりました。
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「サックスがきかせるねぇ」
「サックスは音楽を導いていて魅力がありました」  アンケートより

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「ウッドベースがかっこよかった」
「ベースとドラムの掛け合いが素敵でした」  アンケートより

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「ドラムの切れ味がいい、最高!」   アンケートより

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西口さんのトークも好評でした。特に、オリジナル曲の説明が丁寧だったせいか、コメントがたくさんありました。
「色々なオリジナル曲があって新鮮で楽しかったです」
「自作の曲のグルーヴがよかった」
「オリジナルも情景が思いうかぶようでした」   アンケートより

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セカンドセット、西口さんのオリジナル曲「かかし」で、須川さんが使った効果音

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「自由奔放、ある時はフリージャス、またある時はスタンダード、このトリオはとても楽しいです」
「コードレスで、3名の方の生き物のような演奏を聴くことができて、本当に良かったです」

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スパイラルシンバルを首に巻いて真顔をきめこむ石若さん。でもちょっとゆるんでいるような・・・
演奏の余韻が残っているトリオの皆さん、お疲れ様でした。
ありがとうございました!

次回は9月22日(木)ウッドベース カルテットです。
どうぞまたお越しください!

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石若駿さんは幼少からクラシックに親しみ、10歳から4年間通った札幌ジュニアジャズスクールで本格的にドラムを演奏し始めました。9歳のときに、来日したハービー ハンコック(p)に認められ、15歳で日野皓正(tp)バンドに抜擢されました。また、15歳で金澤英明(b)、石井彰(p)とトリオを結成してツアーを行い、高校2年生で奨学生としてバークリー音楽大学に短期留学しています。

高校の音楽教師とピアノの先生という両親のもとで、クラシック、ジャズ、ポップスなど音楽が常に流れる家庭で育ち、小学生の時から一流のジャズマンに目をかけられるという幸運に恵まれた石若さんは中学生で、すでに将来について、日野さんたちと一緒に活動したいし、音楽もきちんと学びたいと考えて、クラシックの勉強に取り組んだそうです。

そして見事、東京藝術大学付属高等学校に合格し、さらに東京藝術大学音楽学部器楽科に進学しました。高校時代から、学校ではクラシックを基礎から学び、学校が終わるとライブハウスに行ってジャムセッションをするという音楽漬けの生活を満喫したそうです。平成生まれの日本人ジャズ・ドラマーを代表するホープとして注目されるのは当然ですが、藝大で基礎からみっちり学んだクラシック打楽器界での活躍も期待されます。

実際に、クラシックや現代音楽の演奏も数多く、現代音楽の新作で、ビートミュージックに対応できる打楽器奏者として採用したいとのオファーもあったとのことです。2015年に東京藝術大学音楽学部を卒業し、いよいよ本格的に活動できる時期を迎え、ジャンルを超えた活躍が期待される人です。ご本人もインタビューで「一人のアーティストとして自分の音楽を確立させ、いろんなことをやって作品として世に出したい」と、大きな目標を語っています。

石若さんだけでなく、西口さん、須川さんともにジャズ界の若手のホープです。その3人がトリオを結成して自分たちのサウンドを作り上げていくのを、最初の段階で聞けるのは興味深いことです。まずはお聞きください。そして、またいつか再び聞く機会を作り、サウンドの広がりや深みを味わう日が来るように期待したいものです。

早くも1週間後に迫りました。お時間のある方はぜひお越しください。
ご予約はAWKitchen FARM(042-319-6728)にお電話をお願いいたします。
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