Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか

リハーサル
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たっぷり時間をかけた入念なリハーサルでしたが、笑顔もあふれていました。
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吉野弘志さん

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工藤精さん

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水谷浩章さん

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安カ川大樹さん

もちろん真剣なリハーサルでした。
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本番
会場内の離れた位置に一人ずつ立ち、それぞれ数分のソロで始まりました。
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まずは吉野弘志さんから。

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2番目は一番奥に立った工藤精さん。
いっぱいのお客様で狭くなった通路を、ベースを頭に載せて奥まで運んでいましたよ。

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二人のソロを余裕しゃくしゃくで眺めていた水谷浩章さん。
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順番が来ると、即、自分だけの世界に入ったみたいです。

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ステージに立ち、取りを取った安カ川さんはアルコで締めました。

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ほとんどの方がベース4本だけの演奏は初めてと書かれていました。
「ベースで高音があれほど響くとは思いませんでした」
「普段は裏方のベースをこんな形で聴いたのは初めて。とても素敵なコンサートでした」
「ベースがこんなに奥深い楽器とは知りませんでした」
「弓のアンサンブルも美しく心地よいけど、ソロのリレーもめちゃ楽しい。個性と音色で聞き分けられるのが面白い」
アンケートより

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吉野さんと工藤さんのデュオ
「前半の2曲目、涙が出ました」 アンケートより

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安カ川さんと水谷さんのデュオ

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アルコの響きがすばらしかったです。
「竹の曲は胡弓を聞いているようで、本当に素敵でした。秋の月夜のイメージでした」 アンケートより

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お疲れさまでした!
ありがとうございます。

次回は11月18日(金)、渋谷毅、市野元彦、外山明のトリオです。
秋の夜長を音楽で楽しみましょう。またご参加ください。















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工藤さんは北海道出身で、弘前大学に入学後ジャズ研に入部してウッドベースに目覚めたそうです。北海道で活動していましたが、ギタリストの廣木光一グループに参加したのを機に上京しました。2001年には川嶋哲朗グループでセネガルやギニアツアーに参加し活動の場を広げてきました。

現在は高橋知己(ts)カルテット(生田さち子(pf)、斎藤良(ds)、工藤精(ds))、ブルームーンカルテット(黄啓傑(tp)、富永寛之(uke,guitar)、木村純士(ds)、工藤精(b))、その他Orange pekoeのサポートメンバーなど、多忙な活躍ぶりです。

Twitterで工藤さんの奥様が「ツアーだらけの夏」と書いていますが、今年の夏は毎月ツアーで忙しそうでした。特に、「ゆるやかな軽音楽」をテーマにした自由な演奏スタイルで人気のあるブルームーンカルテットでは7月初旬に西日本ツアー、中旬から8月初めまで北海道ツアー、8月下旬は京都から金沢を回るツアーでした。9月に入ると福井アミ・アルバムリリースツアーで初旬は長野、富山、岐阜などを回り、ジャズプラッツのライブの後は高橋知己カルテットツアーで10月初旬まで北海道です。奥様のつぶやき(溜息?)もよく理解できますね。

ツアーの合間には、池長一美(ds)、市野元彦(g)、佐藤浩一(p)、その他さまざまなミュージシャンと都心でのライブに出演しています。今回のコントラバスカルテットの中で一番若手の工藤さんもこの忙しさですから、吉野さん、安カ川さん、水谷さん、工藤さんの4人が揃うということは、誰かが働きかけないと実現しないことが理解していただけると思います。

そんなわけで開催する今回の”Four Basses on the Platz”、なんと一週間前に満席となり、席を増やして90席、これ以上は無理ということで予約を打ち切らざるを得なくなりました。
「待っているファンはたくさんいらっしゃるんですよ。次回は2年もあけないで開催してくださいね」と吉野一門の幹事の方に申し上げたい気持ちです。

22日頃に関東を直撃すると予想された台風も、遠慮してか、さっさと立ち去ってくれるようです。予約してくださった皆様ありがとうございます。当日は少々窮屈になるかもしれませんが、素晴らしい音楽をおおいに楽しみましょう!
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水谷浩章さんは高校の時に先輩のバンドに入ってベースを弾き始め、横浜国立大学に入学後ジャズ研に入部したそうです。学校で音楽理論を学んだわけでもないし、便利な教科書もなかったので、ほとんど独学で学ぶしかなかったそうですが、大学在学中にライブに参加するようになり、そのままプロのミュージシャンとしてやるようになったと、インタビューで語っています。

プロになってからの水谷さんは山下洋輔をはじめ、大友良英、菊地成孔、南博など素晴らしい音楽家に認められ、レギュラーベーシストとしてそれぞれのユニットで活躍しました。山下洋輔グループでは様々なジャズフェスティバルやヨーロッパツアーに参加。ギタリスト、作曲家、プロデューサーでもあり、連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当した大友良英の「NEW JAZZ QUINTET」では、オーストリア・ヨーロッパツアーやシカゴツアーにも参加しました。

現在は洗足学園大学のジャズ・コースで教鞭をとり、ベテランの坂田明トリオ、松風紘一トリオ、菊池成孔トリオのレギュラー・メンバーで活躍する傍ら、自己のグループ「フォノライト・ストリングス(phonolite strings)」を率いて活動しています。梶谷裕子(ビオラ) 橋本歩(チェロ) 平山織絵(チェロ) 水谷浩章(コントラバス)というストリング・カルテットに 太田朱美(フルート)を加えた特殊な編成ですが、水谷さんの独自のアレンジにより、それぞれのメンバーの力量と個性が発揮され、独特の美しいアンサンブルの世界がひろがります。

水谷さんはプロフィールに「アコースティック・ベースを吉野弘志氏に師事」したと書いています。吉野さんの門下生は数多く、それぞれジャズ界で活躍しています。水谷さんをはじめ、独自の音楽性を追及している個性豊かなベーシスト達です。

そんな門下生を集めて門下会を開くことはできないかと考えたのは、実は水谷さんだったのです。このアイディアはかなり長く心に温めていたそうですが、何しろみんな忙しく活躍するメンバーばかりで、なかなか実現しなかったようです。そこで、全員を集めようとするから無理だと考え、3,4人で気軽に集まって、メンバーや幹事を交代しながら定例化すればいいと思い立ち、第一回目の幹事役を務めたのが水谷さんだったという次第です。

こうして最初のコントラバス・カルテットが実現したのが2014年5月2日、2回目は同年9月3日でした。今回は二年ぶりの3回目です。また4人がアンサンブルはもちろん、ソロやデュオなど様々な形ですばらしい音楽を楽しませてくださるでしょう。秋分の日の夜、ご夫婦で、ご家族でお越しくださり、素晴らしい音楽をお楽しみください。
ご予約はルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話でお願いいたします。このサイトのメールフォームからも受け付けておりますのでどうぞ!


安カ川さんは幼少からピアノを習い、明治大学入学後にオーケストラに入部してコントラバスを始めたそうです。余談になりますが、ベーシストはピアニストやドラマーと違って、運命の楽器に出会う時期が遅い人が多いですね。今までジャズプラッツに来てくださったベーシストを例にとっても、吉野弘志さん、上村信さん、増原巖さん、荒巻茂生さん、須川崇志さんなど、みんな18歳になったころにベースに出会っています。安カ川さんは大学卒業後企業に就職されたそうですが、一年で退職し、音楽に専念するため関西から上京されたそうです。やはり、ベースとは運命の出会いだったのでしょう。

安カ川さんのソロアルバム「Let My Tears Sing」(2002年発売)を聞きながら書いていますが、力強く、太く深い音が体に響いてきます。曲によって優しいやわらかな響きになり多彩な音色が楽しめます。このアルバムは、2009年に鈴木央紹トリオ(安カ川大樹(b)、原大力(ds))で来ていただいたときに購入したのですが、私にはいろいろな思い出が詰まっています。

当時はまだ「ジャズ多摩」の名前でライブを企画し、会場のレストラン探しに奔走していた時期です。ジャズ多摩10回目のライブで、ついに立川まで範囲を広げて会場を探し、やっと開催したときでした。常連客は立川まで足を運んでくださって盛況に終えることはできたのですが、裏ではいろいろあって、もう潮時かなと本気で考えた時期でした。また余談に流れてしまいましたが、現在はレストラン「ルヴェソンヴェール南大沢」の全面的な協力が得られて大変幸せです。多少の問題が生じても、「大丈夫です。何とかしましょう」と言う店長兼シェフの笑顔を見ると不安が霧散します。店長はじめスタッフの皆さんにはいつも感謝しています。

安カ川さんはベースソロ、デュオ、トリオ、カルテットとそれぞれの形を大事にしてライブ活動をされているとても忙しい方です。それに加えて、9人編成の「ラージアンサンブル」を立ち上げ、若手の個性的な実力者をそろえたビッグコンボの迫力や楽しさを発信しています。今年のスケジュールはツアーが目白押しで、「お体をお大事に」と、つい呟きたくなります。
3月半ばにはベースソロで関西に4日間、
5月末から6月にニューヨーク東京コネクション(Dave Pietro(as)、Jonathan Katz(p)江藤良人(ds)、安ヵ川大樹(b))ツアーで10日間、
6月末から台湾ツアー(楊曉恩(sax)、田中菜緒子(p)、安ヵ川大樹(b)、坂本健志(ds))で9日間、
7月14日からNew York Standards Quartet Japan Tour (Tim Armacost (Ts)、David Berkman(p)、Gene Jackson(Ds)、安ヵ川大樹(b))で22日間、
8月13日からは台湾ツアーのメンバーで8日間の日本ツアー、今頃は富山から岐阜へ回られる予定です。

連日のライブ活動に加えて、安カ川さんの音楽活動にはもう一つ大きな柱があります。2008年に立ち上げた「ダイキムジカ」(D-MUSICA)です。音楽配信が主流になり、CDが売れない時代に、「妥協ない音楽を創り上げ、世に送り出すレーベル」とうたってレーベルを設立したことは、ジャズ市場の現状への挑戦であり、ミュージシャン仲間への応援であり、何よりも安カ川さんの音楽に対する強い思いの表れだろうと推察します。いかに優れた作品でも、それを販売ルートに乗せるのは困難な時代ですが、海外の流通業者との提携も行い、「レーベルを通じて海外との懸け橋になれればいい」と、インタビューで語っています。広い視野に立つ安カ川さんの活動を応援したいと思います。ダイキムジカの商品をご覧ください。D-musica 若手ミュージシャンのアルバムもたくさんリリースされています。

お盆休みも終わり、ポケモンGOもニュースの話題から去り、オリンピックは後半に入って、世の中はまた少し落ち着いてきたようです。このへんで予約の受付を開始したいと思います。なかなか集う機会のない4人のベーシストのカルテット、ぜひ一度お聞きください。ご予約はルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話でどうぞ。このサイトのメールフォームからも受け付けますので、よろしくお願いいたします。



吉野さんがリーダーのユニットには“彼岸の此岸”(吉野弘志(b)、大田恵資(vl)、鬼怒無月(g)、吉見征樹(table))、“モンゴロイダーズ ネオ”(吉野弘志、小森慶子(sax)、田中信正(p)、和田啓(req))、MOPTIセッション(吉野弘志、渡辺隆雄(tp)、石田幹雄(p)、江藤良人(ds))などがありますが、どれもしばらくお休みのようです。

MOPTIセッションは今月末に3か月ぶりにSometimeでありますが、その他のユニットは半年くらい、いえもっと長く演奏されていないと思います。メンバーがみな忙しく活躍している方ばかりというのもありますが、リーダーの吉野さんがあちこち呼ばれすぎて、自分のバンドを集める暇がないというのが現実のような・・・。

「はみ出し者」を自称する吉野さんですが温厚な一徹者で、ジャズをはみ出した領域のミュージシャンとの共演でも、その音楽を全身で受け止め、呼応し、刺激し魅了して共演者の信頼を得ます。そうして、共演が回を重ねていくようです。吉野さんには音楽のジャンルの壁が存在しないようですが、どんな場合もブレないのは「アコースティックな音」という一点です。「一徹者」の名前を献上するゆえんです。

そんなわけで、ジャズベーシスト吉野弘志の演奏領域はどんどん広がって、アラブ音楽、現代音楽、モンゴルやトルコの民族音楽、能楽一噌流笛方の一噌幸弘との共演、作家との朗読と演奏などと、その演奏領域はとどまるところを知らず、リーダーライブがだんだん遠くなる・・・というわけです。

ところが、2年前から、また新たに吉野さんを中心としたユニットが始まりました。メンバーは「吉野一門会」と呼んでいて、吉野さんの元弟子たちが集まって演じるコントラバス・カルテットです。第一回は2014年5月2日で吉野弘志、佐藤エリカ、佐藤ハチ恭彦、水谷浩章の四人。第二回は2014年9月3日で吉野弘志、工藤精、鳥越啓介、安カ川大樹の4人。

私は二回目を聞いたのですが、4人が個性を競い合って、楽しくてしかたないという印象のプレイでした。工藤さんはその夜「最高の夜でした。吉野一門会に参加できた喜びは言葉では言い表せません。ベースやってて良かった。そして明日もベースを弾ける喜び」と、フェイスブックに書いて余韻を楽しんでいるようでした。

吉野さんはというと、ちょっと照れくさそうな感じがしないでもない口調で、ブログにこんな風に書いています。
「今までクラシック・現代音楽・ジャズ、それぞれの分野でコントラバス カルテットに参加した経験はあるが、自分が中心となってのコントラバス カルテットは生涯初めてのこと。クラシックかぶれでもないし、楽器オタクでもないので今まで避けて来た。(笑)でも今回のように、アドリブを重視しながらもアンサンブルするところはきちんとするのは面白い!一人ひとりの個性が全く違うので良い刺激をもらっている。」

工藤さんはフェイスブックで佐藤ハチ恭彦さんに向けて「ハチさん、二回目も盛り上がりましたよ。三回目も乞うご期待!」と書いていましたが、もう二年近くたつのに三回目がありません。そこで、ジャズプラッツが仕掛け人になって、三回目を開催することになりました。

9月22日には4人のベーシストが目いっぱい楽しんで、アドリブの競演を展開する場面もあるでしょう。ご参加くださる皆さんも負けずに目いっぱい楽しんでいただきたいと思っています。