Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか



ソロライブをお昼の時間に移しました。
時間を変えただけで、あとは今までどおり。
お食事の後の午後のひと時、ごゆっくり音楽をお楽しみください。
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黒田月水さんは土佐清水で生まれ、高校時代は三年間剣道を学び、高校総体にも出場したそうです。卒業後大阪に出て勤めていましたが、1987年26歳の誕生日直前に、彫刻家の流政之(ながれまさゆき)氏に運命的な出会いをしました。

流政之氏は国際的な評価の高い彫刻家で、ご存知の方も多いでしょう。立命館大学の創立者である中川小十郎氏の息子として文武両道、剣道や古流武道も教えこまれ、後に刀鍛冶の門をたたき、それが彫刻の道へとつながったと言われています。有名な作品は、国際コンペで指名されて、ニューヨークの世界貿易センタービルの広場に制作した「雲の砦」。1975年の完成で、当時、世界最大級の石の彫刻と言われたそうです。2001年の911同時多発テロでは破壊されなかったのに、救助に使う重機を運び込むために壊されたそうです。

黒田さんはその流氏に出会った際「琵琶演奏者になりなさい」といきなり勧められたそうです。剣道をやっていたのなら、邦楽器はできるという、理屈に合うような、合わないような説得だったそうですが、実際に、薩摩琵琶錦心流の一水会会長、中谷襄水(なかたにじょうすい)氏に紹介されて、黒田さんはその日のうちに弟子入り。しかも、やるからにはプロになりなさいと言われて、OLもやめての弟子入りでした。黒田さんのプロフィールでこの話を読んだとき、「私は大理石の中に天使を見た。そして天使を自由にするために彫ったのだ」というミケランジェロの有名な言葉を、私は脈絡もなく思い出しました。

その後の数年における黒田さんの才能の開花には目を見張ります。1990年には大阪国立文楽劇場や土佐清水市の文化会館で黒田月水琵琶リサイタルを開き、NHK邦楽オーディションにも合格し、翌年の1991年にNHK邦楽技能者育成会を卒業し、全国琵琶楽コンクールで二位に入賞しています。
2001年に土佐琵琶を創始し、2003年には米国のグランドゼロで追悼演奏、2012年にはパリのブローニュの森でのジャパンフェスティバルに出演。

国内でもラジオやテレビに出演するほか、広島の厳島神社や伊勢神宮で奉納演奏し、豊かな声量、表現力で語り、繊細な琵琶の音を響かせています。古典だけでなく、ジャズやお芝居とのコラボ、宇崎竜童、阿木耀子がプロデュースした「フラメンコ曽根崎心中」への出演など、その活動範囲はどんどん広がっています。

黒田さんのブログによると、池長一美さんとの出会いは7、8年前、初めて「壇ノ浦」にドラムを入れて演じ、「これがとても面白い、人が何と言おうと面白い」と感じて、お二人のコラボが始まったようです。

私は琵琶の隠れファンで、平家琵琶や筑前琵琶なども聞いたりするのですが、薩摩琵琶はその中でも自由で豪壮な感じがします。いずれにしても、語られる物語はどれも哀れを誘う内容で、それに琵琶の音が一層の効果を高めます。でも黒田さんの亡き師匠の教えは、琵琶は悲しいものではない、演奏者が悲しく歌ってはいけない、琵琶は明日への希望を与えるための楽器だと言われたそうです。黒田さん自身も「戦いや悲しみや非情な人間模様から明日の光を掴む、そんな力のある楽器」だと思っているとのこと。

このような気持ちで演奏する黒田月水さんの琵琶をぜひお聞きください。池長一美さんとのコラボは毎回、一期一会の演奏です。
ご予約は早めに、ルヴェソンヴェール(042-677-3301)へ。またはこのサイトのメールフォームからお願いいたします。







まずは軽くピアノにふれて。

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夕日も、室内も、ピアニストのお顔も、明るくていい感じです。

開演はデューク・エリントン・メドレーの力強い華麗な演奏で始まり、観客はいきなり心をつかまれたようで、場内には濃密な空気が流れました。(MCで、どうぞ気楽に聞いてください、と笑いを取ったほど)
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演奏の合間には率直で軽妙な言葉で語ります。その都度、場内の空気がふぁっと和みました。
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演奏者と観客の間に親密な空気があふれていたライブでした。
スタッフの一人が、今日はなんだか時間が短く感じたと話していました。

「片倉さんの違った一面も見ることができて、とてもよかったです」
「とても美しい音色でした」
「心地よい音色でした」
「モンクとスタンダードのバランスがとてもよかった」
「片倉さんのパッションが伝わってきてどきどきした」 (アンケートより)

次回は3月24日、バート・シーガー・トリオです。
バートさんは二年ぶりの来日、どうぞお楽しみに!








工藤さんは北海道出身で、弘前大学に入学後ジャズ研に入部してウッドベースに目覚めたそうです。北海道で活動していましたが、ギタリストの廣木光一グループに参加したのを機に上京しました。2001年には川嶋哲朗グループでセネガルやギニアツアーに参加し活動の場を広げてきました。

現在は高橋知己(ts)カルテット(生田さち子(pf)、斎藤良(ds)、工藤精(ds))、ブルームーンカルテット(黄啓傑(tp)、富永寛之(uke,guitar)、木村純士(ds)、工藤精(b))、その他Orange pekoeのサポートメンバーなど、多忙な活躍ぶりです。

Twitterで工藤さんの奥様が「ツアーだらけの夏」と書いていますが、今年の夏は毎月ツアーで忙しそうでした。特に、「ゆるやかな軽音楽」をテーマにした自由な演奏スタイルで人気のあるブルームーンカルテットでは7月初旬に西日本ツアー、中旬から8月初めまで北海道ツアー、8月下旬は京都から金沢を回るツアーでした。9月に入ると福井アミ・アルバムリリースツアーで初旬は長野、富山、岐阜などを回り、ジャズプラッツのライブの後は高橋知己カルテットツアーで10月初旬まで北海道です。奥様のつぶやき(溜息?)もよく理解できますね。

ツアーの合間には、池長一美(ds)、市野元彦(g)、佐藤浩一(p)、その他さまざまなミュージシャンと都心でのライブに出演しています。今回のコントラバスカルテットの中で一番若手の工藤さんもこの忙しさですから、吉野さん、安カ川さん、水谷さん、工藤さんの4人が揃うということは、誰かが働きかけないと実現しないことが理解していただけると思います。

そんなわけで開催する今回の”Four Basses on the Platz”、なんと一週間前に満席となり、席を増やして90席、これ以上は無理ということで予約を打ち切らざるを得なくなりました。
「待っているファンはたくさんいらっしゃるんですよ。次回は2年もあけないで開催してくださいね」と吉野一門の幹事の方に申し上げたい気持ちです。

22日頃に関東を直撃すると予想された台風も、遠慮してか、さっさと立ち去ってくれるようです。予約してくださった皆様ありがとうございます。当日は少々窮屈になるかもしれませんが、素晴らしい音楽をおおいに楽しみましょう!
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水谷浩章さんは高校の時に先輩のバンドに入ってベースを弾き始め、横浜国立大学に入学後ジャズ研に入部したそうです。学校で音楽理論を学んだわけでもないし、便利な教科書もなかったので、ほとんど独学で学ぶしかなかったそうですが、大学在学中にライブに参加するようになり、そのままプロのミュージシャンとしてやるようになったと、インタビューで語っています。

プロになってからの水谷さんは山下洋輔をはじめ、大友良英、菊地成孔、南博など素晴らしい音楽家に認められ、レギュラーベーシストとしてそれぞれのユニットで活躍しました。山下洋輔グループでは様々なジャズフェスティバルやヨーロッパツアーに参加。ギタリスト、作曲家、プロデューサーでもあり、連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当した大友良英の「NEW JAZZ QUINTET」では、オーストリア・ヨーロッパツアーやシカゴツアーにも参加しました。

現在は洗足学園大学のジャズ・コースで教鞭をとり、ベテランの坂田明トリオ、松風紘一トリオ、菊池成孔トリオのレギュラー・メンバーで活躍する傍ら、自己のグループ「フォノライト・ストリングス(phonolite strings)」を率いて活動しています。梶谷裕子(ビオラ) 橋本歩(チェロ) 平山織絵(チェロ) 水谷浩章(コントラバス)というストリング・カルテットに 太田朱美(フルート)を加えた特殊な編成ですが、水谷さんの独自のアレンジにより、それぞれのメンバーの力量と個性が発揮され、独特の美しいアンサンブルの世界がひろがります。

水谷さんはプロフィールに「アコースティック・ベースを吉野弘志氏に師事」したと書いています。吉野さんの門下生は数多く、それぞれジャズ界で活躍しています。水谷さんをはじめ、独自の音楽性を追及している個性豊かなベーシスト達です。

そんな門下生を集めて門下会を開くことはできないかと考えたのは、実は水谷さんだったのです。このアイディアはかなり長く心に温めていたそうですが、何しろみんな忙しく活躍するメンバーばかりで、なかなか実現しなかったようです。そこで、全員を集めようとするから無理だと考え、3,4人で気軽に集まって、メンバーや幹事を交代しながら定例化すればいいと思い立ち、第一回目の幹事役を務めたのが水谷さんだったという次第です。

こうして最初のコントラバス・カルテットが実現したのが2014年5月2日、2回目は同年9月3日でした。今回は二年ぶりの3回目です。また4人がアンサンブルはもちろん、ソロやデュオなど様々な形ですばらしい音楽を楽しませてくださるでしょう。秋分の日の夜、ご夫婦で、ご家族でお越しくださり、素晴らしい音楽をお楽しみください。
ご予約はルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話でお願いいたします。このサイトのメールフォームからも受け付けておりますのでどうぞ!