Jazz platz ジャズプラッツ

ジャズプラッツでライブを楽しみませんか

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中村健吾さんは高校時代にバンドを組んで、エレキベースを受け持ち、大学ではフュージョン系のバンドで本格的にベースを弾いたとか。大学卒業後はバークリー音楽大学に行くことを決心し、卒業後一年は渡米費用を稼ぐためにバイトに精を出しました。それだけでなく結婚もしたとのこと。勇気があるというか、突っ走りタイプと言うべきか?中村さんのご両親は大反対だったけれど、奥様のご両親は理解してくださったそうです。

中村さんはバークリー音楽大学に入学してから、チャールス・ミンガスの作品に衝撃を受けてアコースティックベースに転向し、1991年に卒業するとニューヨークで腕試しをしようと決心しました。「ニューヨークに行かずに帰国するのはいやだった」そうです。ほぼ同時期に学んだ大西順子(P)や大阪昌彦(Ds)たちが帰国し活躍しているのを横目に見ながら、中村さんはアルバイトで生活費を稼ぎつつジャムセッションに通っていたそうです。日本のミュージシャンに呼ばれて帰国したときには、日本にはこんなに仕事があるのかと驚いたとのこと。以上は、まだニューヨークに滞在中の2006年にインタビューを受けた産経新聞の記事(http://www.sankei.co.jp/enak/2006/longinterview/oct/kiji/27nakamura.html参照)から転記させていただきました。

その記事で中村さんは「単純といえばそうですね。猪突猛進なんですよ」と笑っています。将来への計算とか不安に動じることなく、まず行動するのは意志の強さや情熱、楽観的な思考力、努力する粘り強さなどがあるからでしょうね。そういう力は運を呼ぶ力でもあると思います。

実際、アメリカでの活躍の一部をあげれば、ウィントン・マルサリスのグループで、クリントン前大統領主催のプレジデントサミットでの演奏、リンカーンセンターでハーレム野外コンサートに出演、東海岸のツアーなど、まだまだ列挙できます。2001年にはリーダーバンド(池田篤、野本晴美、高橋徹)で初の日本ツアーを行い、その後はほぼ毎年日本ツアーで全国を回りました。

多田さんは中村さんと井上さんをニューヨークコンビと呼んでいます。二人はかなり個性が違いますが、「ニューヨーク」をキーワードにして比べると共通点、相違点が見えてなかなか面白いです。

大きな共通点は二人とも、良い意味でいい加減(笑)。中村さんの米国行きは直球型の無計画。井上さんのニューヨーク行は「ちょっと一か月だけ行ってこよか」というゆとり型無計画。4年後に今度は半年行ってこよかな、となり、その次はやっぱりまた行きたいな、2、3年は勉強して帰ってこようかという、表面的にはなんともゆるーい感じです。しかも3度目の渡米も音楽学校に行くつもりはなくて、ビザが切れそうな頃に、音楽学校でビザを出してもらおうかというわけでニュースクールに入学したとのこと。

井上さんは滞米中の2005年に別のメディアから受けたインタビュー(https://www.andvision.net/interviews/interview/12-satoshi-inoue-jazz-guitar.html参照)で、このような渡米のいきさつを語り、「もともとレイジーな性格ですから」と語っています。井上さんは同志社大学卒業後もそのままプロとして演奏活動を続けていたので、6か月の滞在中に、やはり中村さんと同じくストリートミュージシャンをやったり、ジャムセッションに行く中で、仕事の話も舞い込んで、「俺ひょっとしたらニューヨークでいけるかも」という感触を得ていました。

こうして二人とも、もう少し、もう少しと考えているうちに、中村さんは滞米22年、井上さんは21年経っていて、偶然ながら帰国したのは同じ2010年でした。中村さんが「猪突猛進」なら、井上さんは「得意淡然、失意泰然」と言えるでしょうか。

上の写真は2013年に白崎彩子さんとデュオで演奏して頂いた時です。120%の笑顔でしょ。中村さんはこの笑顔でパワー全開で野太い音をブンブン鳴らし観客に迫ってきます。一方、井上さんの笑顔は柔らかくて、そう、中牟礼さんとのデュオの時のように、こんなのどう?これはいかが?とにこにこしながら共演者をあおり盛り上げます。ソロでは、別の曲のメロディーを挟んだりしてニヤッと笑ったりする、懐の深い笑顔です。

今回の3人は笑顔のキングでもあります。なかでも中村さんははじけるような笑顔でまっすぐに訴えてきます。その思いは
「ジャズは世相に影響される音楽だと思うし、僕も今生きている世界の出来事を音楽で描きたい。僕の場合は平和のメッセージを託したい」

はやゴールデンウィークも終わりです。5月後半のスケジュールに、5月20日(土)のライブの予定を入れてくださいね。
ご予約はルヴェソンヴェール(042-677-3301)にお電話でお願い致します。このサイトのメールフォームからもお申込みくださいませ。



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